京阪プレミアムカーを使って叡山電車「ひえい」に乗りに行った |BEST TiMES(ベストタイムズ)

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京阪プレミアムカーを使って叡山電車「ひえい」に乗りに行った

豪華な雰囲気が好ましいプレミアムカ―と奇抜なデザインが目をひく「ひえい」

 改札を出て地下通路を進んで階段で地上に上がると、目の前が叡山電鉄の出町柳駅だった。小さなターミナル駅だが、なかなか風情がある。
 やはりICカードを改札機にタッチして中へ入ると、絶妙なタイミングで奇抜な楕円形の金色の飾りを正面に取り付けた観光用電車「ひえい」が到着した。鉄道ファンのみならず、女性観光客にも注目の的の車両で、誰もがカメラやスマホで車体を撮影していた。狭いホームで下車した人やこれから乗ろうとする人をかき分けながらホーム前方へ進み、「ひえい」の外観を撮影してから車内へ入る。

「ひえい」のサイドビュー

 オールロングシートながら座り心地のよさそうなシートが楕円形の窓とよくマッチして配置されている。混雑していたので、ゆっくり車窓を眺めることはできないけれど、洛北の市街地を抜けのんびりと走っていく。
 一条寺、修学院と名所の名前を冠した駅を過ぎ、宝ヶ池駅で鞍馬方面への路線と分かれると、右に大きくカーブして比叡山の山麓をめざす。三宅八幡駅を過ぎると、車内は空いてきたので、窓の外を眺める余裕が出てきた。いつしか緑豊かな丘陵地の趣で、「ひえい」は意外に速く進んでいく。
 出町柳駅を出て14分で終点の八瀬比叡山口駅に到着。あっけなかったけれど、「ひえい」の乗車は楽しかった。夕闇も迫ってきたので、ケーブルカーで山頂を目指すのはまたの機会にして、乗ってきた「ひえい」で折り返した。

八瀬比叡山口駅に停車中の「ひえい」

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